オフィス仲介大手の三鬼商事が13日発表した4月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は、前月比0.23ポイント上昇の5.65%となった。上昇は14カ月連続。6年7カ月ぶりの高水準だった。新型コロナウイルス流行によるオフィス市況の悪化が一段と深刻化した。

 遠隔勤務の普及に加え、景気低迷で費用削減に迫られ、企業の都心オフィスからの撤退、規模縮小の流れが止まらなかった。

 地区別では渋谷区を除く4区で上昇。渋谷区は、社会のデジタル化に対応し事業が拡大傾向のIT企業が集積しており、0.17ポイント低下の5.32%とやや改善した。