東京電力やENEOS(エネオス)ホールディングスが次世代エネルギーの水素を、環境の負荷を一段と抑えて利用しようと模索している。水素は使用時に二酸化炭素(CO2)を排出しないが、石炭や天然ガスから水素を生産する際にCO2が発生してしまう。太陽光や風力などの再生可能エネルギーによって水を電気分解してつくれば、生産時にCO2を出さない。石炭などから生産するのに比べ、割高な費用を引き下げるのが課題だ。

 東京電力ホールディングスは甲府市で、電気分解によってつくった水素を近隣の工場やスーパーのボイラーで燃やし、熱エネルギーを利用する実証実験を6月に始めた。