日銀が25日発表した2021年1〜3月期の資金循環統計(速報)によると、家計が保有する金融資産の残高は3月末時点で前年同月比7.1%増の1946兆円となり、過去最高を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大で消費が抑制されたほか、株価上昇が資産を押し上げた。

 家計の金融資産の内訳は、現金・預金が5.5%増の1056兆円だった。株価の上昇で、株式などは32.1%増の195兆円、投資信託は33.9%増の84兆円と、ともに伸びた。金融資産のうち現金・預金の割合は5割超で、お金を投資で運用するよりも貯蓄に回す安全志向の強さが改めて浮き彫りになった。