農林水産省は29日、2021年産の主食用米の作付面積が、前年より6万2千〜6万5千ヘクタール減るとの6月末時点の集計結果を公表した。削減規模は宮城県の20年産の作付面積に相当する。平年並みの作況なら生産量は694万〜696万トンと、主食用米として比較可能な08年産以降で初の700万トン割れとなる。

 食生活の変化に伴う需要減や新型コロナウイルス流行による外食での消費縮小に対応し、飼料用米などへの転作を強化したことで、コメ余りを回避できる作付面積、生産量の目安をほぼ達成した。収穫期を前に米価急落の懸念は後退した形となった。