中国人民銀行(中央銀行)が今月17日以降、短期資金を市場に大量供給していることが24日分かった。中国不動産大手、中国恒大集団の経営危機による市場の混乱を警戒し、金融システムの安定化を図る狙いとみられる。

 1日当たりの資金供給額は今月半ばまでは100億元(約1700億円)だったが、中国恒大の過剰債務が世界的な経済問題に発展。17日には供給額を10倍の1千億元に拡大し、連休明けの22日以降は連日1200億元を供給している。

 中国恒大は22日、期日が23日の人民元建て社債の利払いを実行すると発表し、市場はひとまず沈静化した。