総務省が27日発表した1月の東京都区部の生鮮食品を除く消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、前年同月比4.3%上昇の104.2だった。伸び率は3.9%に改定された22年12月を大幅に上回り、第2次石油危機の影響でインフレが続いていた1981年5月以来、41年8カ月ぶりの高水準。資源高や円安を背景とした身近な食品や光熱費の値上がりで、暮らしへの懸念の声がさらに高まりそうだ。
東京都区部の指数は全国の先行指標とされる。22年12月に4.0%上昇した全国指数も、伸び率が今年1月に拡大する公算が大きい。