2022年のワイン輸入量は、前年比5.8%増の1億6518万リットルとなった。新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた飲食店向けの需要が回復した。財務省が27日発表した品目別貿易統計で分かった。

 国別ではフランス産が2年連続で首位だったが、2.6%減の4380万リットルと振るわなかった。11月解禁の新酒「ボージョレ・ヌーボー」の航空輸送費が高騰し、輸入量が減ったことが響いた。

 2位は家庭向けの手ごろな価格で人気を集めたチリ産で、6.0%増の4279万リットルとなった。3位は19.0%増の3342万リットルだったイタリア。4位はスペイン、5位は米国だった。