厚生労働省が31日発表した2022年平均の有効求人倍率は、前年比0.15ポイント上昇の1.28倍で4年ぶりに改善した。
総務省が同日発表した22年平均の完全失業率は前年から0.2ポイント低下の2.6%で、改善は4年ぶり。完全失業者数は179万人だった。
加藤勝信厚労相は記者会見で、現在の雇用情勢について「一部に厳しさがみられるものの、緩やかに持ち直している」と述べた。
完全失業率はコロナ禍前の19年は2.4%で、20年は2.8%まで悪化、21年は横ばい。
22年12月は有効求人倍率(季節調整値)が1.35倍で、前月と同じ。完全失業率(同)は2.5%。