ともに地域の象徴として半世紀以上親しまれてきた東急百貨店本店(東京都渋谷区)と、立川高島屋ショッピングセンター(同立川市)の百貨店区画が31日、最終営業日を迎えた。ファストファッションの台頭やネット通販の普及などから消費者の購買行動が変わり、再開発の対象となった。

 東急本店は1967年にオープン。89年に隣に開業した複合文化施設「Bunkamura」とともに渋谷の文化やファッションのブームをけん引した。跡地には2027年度に地上36階建ての複合施設が建設される。

 立川高島屋は31日をもって営業を終了、全館を専門店化することで若い顧客層の取り込みを目指す。