2日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ停止観測が強まり、前日の米国株が上昇したことを好感した買いが優勢だった。一方、外国為替市場の円高進行が重荷となり、下げに転じる場面もあった。

 午前終値は前日終値比44円97銭高の2万7391円85銭。東証株価指数(TOPIX)は6.38ポイント安の1965.85。

 FRBのパウエル議長が1日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「初めて物価上昇鈍化の過程が始まった」と指摘。利上げ長期化懸念が後退し、米株式市場のダウ工業株30種平均は上昇した。