【ニューヨーク共同】米国に拠点を置く企業などが発表した1月の人員削減数が10万2943人と前月の約2.4倍に膨らみ、1月としてはリーマン・ショック後の不況期だった2009年(24万1749人)以来の高水準となったことが2日、分かった。米民間雇用調査会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが発表した。
米連邦準備制度理事会(FRB)の急激な金融引き締めに伴う景気後退への警戒感が強く、米IT企業などが大規模なリストラを相次いで公表したのが響いた。全体の人員削減数は、月間としては20年9月(11万8804人)以来の高水準。