JR九州は29日、社員への出産祝い金を現行の1万円から30万〜50万円に大幅増額すると発表した。子育て世帯の支援拡充により離職を防ぎ、多様な人材を獲得するのが狙いだ。労働組合に既に提案しており、来年4月からの導入を目指す。
出産祝い金は第1子に30万円、第2子に40万円、第3子以降には50万円をそれぞれ支給する。24歳未満の子どもの扶養手当も4500円から1万円に増やす。
夫婦共働きの世帯が増えていることを踏まえ、配偶者の扶養手当は1万5千円から1万円に減額する。
古宮洋二社長は記者会見で「(今後の手当は)子どもに重点を置く。会社としてできるだけフォローしたい」と述べた。