みずほフィナンシャルグループ(FG)とLINEは、共同で設立予定だったインターネット銀行「LINE Bank(バンク)」の開業を断念する方向で調整していることが29日、分かった。システム開発に苦戦し、当初予定していた2020年度の開業を22年度中に延期していた。

 みずほFGとLINEは18年、ネット銀行開業に向けた準備会社設立で合意した。実店舗を持たず、LINEのアプリ内で金融サービスが完結する仕組みで、若年層を中心に顧客層獲得を目指していた。

 ネット銀行では、楽天銀行が昨年末時点で1300万を超える口座を持つ。