【ワシントン共同】米商務省が31日発表した2月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月より5.0%上がり、伸び率は2021年9月以来、1年5カ月ぶりの低水準となった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)目標の2%を引き続き大きく上回った。今年1月(改定後)は5.3%上昇していた。

 変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数の上昇率は2月に4.6%と市場予想(4.7%)を下回り、1月の4.7%から縮小した。

 2月のエネルギー価格の前年同月比上昇率は5.1%、食品は9.7%と、それぞれ1月から鈍化した。