【ワシントン共同】3月に経営破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)で最高経営責任者(CEO)を務めていたグレッグ・ベッカー氏は16日、米上院委員会の公聴会で証言した。破綻について「従業員や顧客、株主に本当に申し訳ない」と陳謝。急速な預金流出は「歴史的前例をはるかに超える」として、予測できなかったとの見解を示した。

 上院の銀行住宅都市委員会が米銀破綻について公聴会を開催。ベッカー氏のほか、SVBに次いで破綻したシグネチャー銀行の経営陣も呼んだ。

 米国では5月に地方銀行ファースト・リパブリック銀行も破綻。警戒感がくすぶっている。