みずほフィナンシャルグループ(FG)の梅宮真副社長(58)が5日までに共同通信のインタビューに応じ、6月中旬から、みずほ銀行やみずほ信託銀行などグループ各社の業務に、文章や画像を自動生成する対話型の人工知能(AI)を導入する方針を明らかにした。「伝統的な銀行業務はかなりの部分で人が要らなくなる」と予測した。

 梅宮氏はグループ全体のデジタル戦略の責任者。生成AIで劇的に変わる可能性がある金融機関の将来像を有識者を交えて議論し、2024年度の業務計画策定に生かす考えを示した。生成AIの導入は三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループでも準備が進む。