7日の東京株式市場は日経平均株価が5営業日ぶりに大幅反落した。終値は前日比593円04銭安の3万1913円74銭。取引開始後にバブル崩壊後の最高値を更新したが、短期的な過熱感から売られてすぐに下落へ転じた。取引終了にかけて大きく値下がりし、下げ幅は3月14日以来となる今年2番目の大きさだった。

 朝方は一部の半導体株の値上がりが相場全体をけん引し、上昇した。取引時間中として1990年7月20日以来の水準となる3万2708円53銭を一時付け、バブル後高値を記録した。その後は一転した。前日まで4営業日続伸し、上げ幅が計1600円を超えていたため利益を確定する売りが膨らんだ。