【ニューヨーク共同】8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比168.59ドル高の3万3833.61ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを一時停止するとの見方が強まり、景気の先行きへの警戒感が和らいだ。

 朝方発表された米週間失業保険申請件数は26万1千件と約1年7カ月ぶりの高水準となり、労働市場の逼迫緩和が示されたことで利上げ停止観測が強まった。ただ、FRBが金融政策を決める連邦公開市場委員会を来週に控えて様子見ムードも広がった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は反発し、133.62ポイント高の1万3238.52。