来年3月16日に延伸開業する北陸新幹線金沢―敦賀(福井県敦賀市)の間で23日、初めて試験列車が走行した。新幹線検測車「イーストアイ」で、レールや架線、信号設備などを点検。26日からは営業用車両による走行試験も始まる。

 北陸新幹線の工事を担う鉄道建設・運輸施設整備支援機構とJR西日本が実施。23日未明に始まった。

 イーストアイは、白い車体に赤い帯が入ったデザインで、レールのゆがみや架線の高さなどを計測できる。JR東日本が所有し、北陸新幹線のほか、東北、上越などの新幹線の検査で使われている。

 イーストアイや営業用のW7系車両による走行試験は12月9日までに40日程度行われる。