大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は29日、開会式や閉会式を実施する大催事場のイメージ図を公表した。高さ約20mの鉄骨造りで内部に円形の劇場を設置する。最大収容人数は約2千人を想定。設計担当者は「世界に情報を発信するという意味を込めた」と話した。会期終了後の対応は移築も含めて検討中という。

 小催事場と各国の要人をもてなす迎賓館の概要も発表。小催事場では、万博に参加する国・地域が、それぞれのイベントを開催する。建物の外からも見えるステージや、海が見渡せるレストランを設け、風が通り抜ける構造にする。大催事場が25年1月ごろ、小催事場と迎賓館は24年12月ごろ完成予定。