ホンダは8日、燃料ポンプの部品に問題がありエンストの恐れがあるとして「N―BOX」「フィット」「ステップワゴン」など25車種、計113万8046台(2017年6月〜20年9月生産)のリコールを国土交通省に届け出た。ポンプは自動車部品大手デンソー製で、20年3月以降、トヨタやホンダなどからリコールが相次ぐ。今後も続く可能性がある。

 国交省によると、ポンプ内部の羽根車が変形して燃料が送れなくなり、走行中にエンストを起こす恐れがある。不具合の申告が394件あった。ホンダの米国法人も8日、同様の不具合で「NSX」204台(18年1月〜20年9月生産)のリコールを届け出た。