コンビニ大手のファミリーマートとローソンは8日、岩手、秋田、宮城の3県で商品の共同配送を11日から始めると発表した。1台のトラックに効率的に2社の荷物を積むことで、トラック運転手の不足が懸念される「2024年問題」に対応する。大手同士の本格的な連携は初めて。

 具体的には、トラックはファミマの宮城県多賀城市の倉庫を出発した後、ローソンの盛岡市の倉庫を経由し、秋田市の両社の物流拠点で荷物を降ろす。アイスクリームや氷などの冷凍商品が対象。二酸化炭素(CO2)の排出量を抑えられるメリットもある。