【ワシントン共同】米商務省が16日発表した3月の住宅着工件数(速報、季節調整済み)は年率換算で前月(改定後)より14.7%減の132万1千戸と市場予想の148万7千戸を下回り、昨年8月以来、7カ月ぶりの低水準となった。減少は2カ月ぶり。

 住宅ローン金利の高止まりが敬遠されて主力の一戸建てが12.4%減の102万2千戸と落ち込み、集合住宅も大きく減少。全体の着工件数の前年同月比は4.3%減った。

 地域別でみると、前月より7.1%増えた西部を除く3地域が減少。北東部が36.0%、中西部が23.0%、最大市場の南部が17.8%それぞれ減った。