関西電力のグループ会社「ゲキダンイイノ」(大阪市)は22日、徒歩と同程度の速さの自動走行装置「iino(イイノ)」の実証実験を神戸市の「三宮センター街」で公開した。混雑した商店街でも人とぶつからずに正しく走行するかを確認し、自由に乗り降りできる実用化を目指す。

 この日は買い物客でにぎわうアーケード街で、一般客らを乗せたイイノが約140メートルの距離を何度も往復。人が前を通り過ぎると、人工知能(AI)によるカメラ解析などによって自動で減速や停止をしていた。実験には神戸市も協力した。