のれんで江戸のにぎわいを 日本橋の企業や街を表現

のれんで江戸のにぎわいを 日本橋の企業や街を表現

 東京・日本橋の企業や街を表現したオリジナルののれんを展示する「めぐるのれん展」が、東京都中央区の東京メトロ三越前駅地下歩道などで開催されている。日本橋の歴史や文化を新しい形で発信しようとするイベントの一環で、主催者は江戸時代の日本橋を描いた絵巻「熈代勝覧」のにぎわいの再現を目指した、としている。

 軒先にのれんが掛かった店が並ぶ同絵巻のように、色鮮やかな作品を150メートルにわたって展示。地下道を通る人が写真を撮ったり、説明文を読んだりしている。

 日本橋に関わりがある32社が「自社のアイデンティティー」を表現したのれんの中で、目を引くのが日本橋に宇宙ビジネス関連の拠点を置く宇宙航空研究開発機構(JAXA)。表側は国際宇宙ステーションにある日本の実験棟「きぼう」の窓を実寸大で表し、裏には「きぼう」の内側の様子が刷られている。

 老舗かつお節専門店「にんべん」ののれんは、風に舞う削り節の背景として、裏に描かれた大きなかつお節が透けて見える仕掛けだ。

 2020年東京五輪・パラリンピックの大会エンブレムの作者、野老朝雄さんらクリエーター12組が手掛けたのれんは「日本橋の街」がテーマ。野老さんの作品は五街道の起点だった日本橋を、一つの円から広がっていく波紋で表しているという。

 イベントの担当者は「街がお客さまを迎え入れる、新しいおもてなしとして楽しんでほしい」と話している。

 めぐるのれん展は11月4日まで。問い合わせは日本橋案内所、電話03(3242)0010。


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