政府は8日、東京電力福島第1原発事故によって帰還困難区域に指定した福島県大熊町の約320ヘクタールで、立ち入り規制を緩和した。申請なしで自由に出入りできるが、避難指示は解除されず居住や宿泊は引き続きできない。同町内での緩和は昨年3月に続いて2回目。

 午前9時、警備員が道路上に設けられたゲートを開放すると、パトロールの警察車両などが緩和された地域に入っていった。ゲートの前に置かれていた立ち入り制限を示す看板も撤去された。

 町によると今回緩和されるのは、かつての町中心部に近い地域で、来年春までの避難指示解除を目指す特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部。