JR西日本が、ダイヤが乱れた際に復旧に向けた運行を各列車に指示する「運転指令業務」について、人工知能(AI)を活用しようと奈良線などの過去のデータを使って検証を始めたことが5日、分かった。指令員の判断とAIが導く指示内容を比べ、妥当性を評価する。指令員の負担軽減が目的で、将来的には同社管内全域での導入を視野に入れる。

 運転指令業務は「どの列車を優先して運行すべきか」など経験に基づく判断や、熟達度が必要とされる。

 指令員の経験値もAIで再現する「デジタルクローン」技術を持つ「オルツ」(東京)と協力し、熟練指令員と同等の判断ができるシステムの構築を目指す。