棚田の景観や農村文化を次世代に継承することを目的とした「第27回全国棚田サミット」が1日、滋賀県高島市で始まった。棚田は風景美だけでなく、山から流れ出す水を蓄えダムの代わりを果たすなどの機能もあるが、担い手の減少などで荒廃が進み、保全の在り方が課題になっている。

 新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催となった今回は、38都府県の自治体や団体などの約500人が参加した。棚田学会の山路永司会長(東大名誉教授)は基調講演で「保全と継承のために農作業効率を上げることが必要」と指摘。解決策としてロボットなどを活用する「スマート農業」を紹介した。