奈良市の奈良公園で1日、ホルンの音色でシカを呼び寄せる冬の「鹿寄せ」が始まった。シカが群れをなして続々と集まってくると、観光客から「来た!」と歓声が上がった。11日を除く14日まで、午前10時ごろから行われる。

 春日大社の境内にある広場・飛火野で、保護団体「奈良の鹿愛護会」の職員が、ベートーベンの交響曲「田園」を演奏。誘い出されるように集まった数十頭のシカには、好物のドングリが与えられた。

 鹿寄せは、明治時代の1892年にラッパでシカを集めたことが始まりの恒例行事。夏にも実施されている。