1956(昭和31)年3月23日、昭和天皇が東京の百貨店で開催された写真展「ザ・ファミリー・オブ・マン」を見学した際に、長崎原爆の被災写真6枚にカーテンが掛けられた。「どぎつすぎる」という日本側主催者の判断だった。ニューヨーク近代美術館の企画で世界68カ国からの写真約500点を展示していた。