行列覚悟の人気店、1時間でも並べちゃう? 6月10日の「時の記念日」を前に、シチズン時計(東京)が20〜50代の働く男女に生活のさまざまな場面での待ち時間への意識調査をした結果、5年前と比べてイライラを感じるまでの時間が延びたことが分かった。担当者は、若者を中心に「好きなこと・モノに時間をかける」考え方が広まっていると分析している。

 ゲームや動画などスマートフォン向けのコンテンツが充実し、インターネット予約やモバイルオーダーで待ち時間が分かるようになったことが影響していそうだ。新型コロナウイルス禍で生活リズムが変わった可能性もある。

 調査結果によると、行列となっている人気飲食店の順番待ちで覚悟する時間は2018年には「30分」を選んだ人が39.5%で最多だった。今回は「1時間」が38.3%で首位だった。逆に「15分」は24.5%から11.0%に減少した。

 テーマパークの人気アトラクションでも最多が「30分」から「1時間」に延びた。特に20代では他の世代より多い22.0%が「2時間超」と回答した。