2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は29日、会場となる大阪市の人工島・夢洲で工事が進む様子を報道陣に公開した。付近にある高さ約50メートルの灯台から一望できる現場では大型ダンプカーやショベルカーが行き交い、多くのクレーンが稼働。テーマとなる「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現に向けて、急ピッチの作業ぶりがうかがえた。

 4月に起工式を実施した会場内に建物はまだなく、会場を取り囲む木造の巨大屋根「リング」の基礎とみられる環状の盛り土などが見えた。