高知県のカツオ文化を全国に発信しようと、高知空港(高知県南国市)の手荷物受取所のターンテーブル上に26日、巨大なカツオのたたきのオブジェが設置された。カツオの一本釣りで有名な同県中土佐町の地域おこし協力隊と、なかとさ観光協会が企画した。

 オブジェのサイズは実物の約50倍。制作費用はクラウドファンディングで募り、全国各地の168人から193万7千円の寄付が集まった。観光協会の代表理事で、鮮魚店を営む田中隆博さん(63)が監修。身の赤さやわら焼きの際に付着する炭の再現にこだわったと説明し「想像以上の出来。カツオと言えば高知と県外の人にも知ってもらえたら」と笑顔で話した。