個人の資産形成や金融制度の見直しに向けた自民党の提言案が22日、判明した。個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」に関し「拠出限度額の大幅な拡充など、大胆な改革を求めたい」と明記し、老後の資産形成を後押しする必要性を訴えた。急増する交流サイト(SNS)を通じた投資詐欺について、実効性のある防止策の整備も要求した。

 イデコは、自分が出した一定額の掛け金を運用し、実績に応じて60歳以降に受け取る仕組み。掛け金全額が所得控除の対象となるなど、税制優遇で支払う税金を減らせるメリットがある。