国立大学法人旭川医科大(北海道旭川市)の吉田晃敏学長が3月、大学事務局に指示し、勤務実態のなかった「学長特別補佐」の男性に計約300万円の報酬を支払わせていた疑いがあることが13日、複数の大学関係者への取材で分かった。

 吉田氏を巡っては昨年11月、学内会議で新型コロナウイルスのクラスターが発生した病院を中傷する発言をし、同大教授らが2月に学長選考会議に吉田氏の解任を請求。選考会議から事実関係を調査するよう依頼された外部の調査委員会が、今回の不正支出の疑いを把握したという。

 選考会議は近く、吉田氏に聞き取りを行い、学長解任を文部科学相に申し出るか判断する。