石川県野々市市の精神科病院で2016年、入院中の大畠一也さん=当時(40)=が死亡したのは違法な身体拘束が原因だとして、両親が病院側に損害賠償を求めた訴訟で、約3500万円の支払いを命じた二審判決が確定したことを受け、父正晴さん(71)らが22日、金沢市で記者会見し、判決を教訓に「医療が少しでも良い方向に向かってほしい」と訴えた。

 正晴さんは「病院側の説明は不十分で、納得できなかった」と振り返り、医療従事者が患者に真剣に接するよう求めた。

 訴訟を支援した杏林大の長谷川利夫教授(精神医療)は「マニュアル化された身体拘束が問題」と話した。