北海道・知床半島沖で沈没した観光船「KAZU 1(カズワン)」が26日午後、専門業者「日本サルヴェージ」の作業船「海進」のワイヤで海面上につり上げられた。14人が死亡、12人が行方不明となった事故から33日ぶりに、船体が洋上に姿を見せた。今後、クレーンで引き揚げ、27日朝に海進の甲板上に載せる予定だ。

 ワイヤで鋼鉄製の枠を下ろし、ナイロン製ベルトでカズワンの船体と接続。26日午後3時ごろワイヤを巻き始め、午後6時55分ごろ、船体が海面上に姿を現した。

 「横抱き」という手法で、海進の左舷にカズワンの右舷が接する形で固定し、ウトロ港沖の浅い海域に向かった。