昨年3月、名古屋出入国在留管理局の施設に収容中だったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡したのは、違法な収容を続け必要な医療を提供しなかったためだとして、遺族が国に約1億5600万円の損害賠償を求めた訴訟で、国側が請求棄却を求め争う方針であることが29日、関係者への取材で分かった。

 6月8日に名古屋地裁で第1回口頭弁論が開かれるが、国側の詳しい主張は後日明らかにされる見通し。

 遺族側は、健康状態が悪化して仮放免すべきだったのに、帰国への圧力をかけるために収容を続けて死なせたなどと主張している。