沖縄県・宮古島の航空自衛隊宮古島分屯基地の開設50年を記念し、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が11日、島上空を飛行した。市民の一部は島初の展示飛行を歓迎する一方、空港の自衛隊機利用に抗議の声が上がった。

 午前11時半過ぎ、青と白のT4練習機が駐機していた宮古空港を離陸。観客が待つ会場上空を通り過ぎると「おぉー」という歓声と同時に拍手が送られた。雲の中から着陸灯を点灯した状態で登場し、クリスマスツリーを再現すると、観客は携帯電話などを構えて撮影していた。

 宮古空港近くでは飛行に反対する約100人が「空港の軍事利用反対」などと訴えた。