石川県野々市市でいじめを訴えていた市立中学1年の女子生徒が2021年2月に自殺した問題で、市教育委員会が設置した第三者調査委員会は2日、「自殺直前までいじめを受けていた」とする調査報告書を市教委に提出した。学校は、いじめは解消したと判断していた。
第三者委は、同じクラスの複数の女子生徒によるいじめが自殺の原因になったと結論付けた。その上で、学校の対応について「積極認知の方針が守られず、情報共有や事実確認も不十分だった」と批判。スクールカウンセラーに情報を提供しなかった点も「大きな問題だ」とした。