北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故で、斜里町などが発生1年となる4月23日に追悼式の開催を検討していることが3日、同町への取材で分かった。国土交通省を通じ、近く乗客家族の意向を確認する。

 斜里町によると、追悼式はカズワンが出航したウトロ地区で開催する予定。一般向けの献花場を町内に2カ所設けるほか、町役場庁舎では半旗を掲げることなどを検討している。費用は、事故後に全国から寄せられた寄付金を充てることも考えているという。

 乗客乗員26人が乗ったカズワンは昨年4月23日、知床半島西側の観光名所「カシュニの滝」沖合で沈没した。