親が育てられない乳幼児を匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」に関するシンポジウムが4日、熊本市で開かれた。参加者からは出自を知る権利の保障や、予期せぬ妊娠に悩む女性への相談体制の拡充を求める声が相次いだ。
同市の慈恵病院が赤ちゃんポストを設置して15年が経過し、これまでに160人以上を受け入れた。蓮田健院長は講演で「ゆりかごも(病院以外に身元を明かさず出産する)内密出産制度も(仕組みの)改良は必要だが、赤ちゃんの命を奪ってしまう事態の防止に役立てていきたい」と語った。
シンポジウムは、会場とオンラインを合わせ計約300人が参加した。