核兵器廃絶を求める署名を集めて国連に届ける「高校生平和大使」のうち、広島県から選ばれた3人が30日、広島市役所で記者会見し「平和な世界に向けて声を上げる」と意気込みを語った。

 3人は県立広島高2年の五閑さくらさん(16)、福山暁の星女子高2年の永戸ももさん(16)、県立加計高芸北分校2年の宇土未来さん(16)。

 祖母が入市被爆者の五閑さんは「被爆体験を多言語に訳し、世界の人に知ってもらいたい」と抱負を述べた。永戸さんは「若者でもできると感じてもらえるよう活動したい」。祖父が被爆した宇土さんは「活動を通して平和への関心を高めてもらいたい」と話した。