北海道開発局は31日、訓子府町の河川敷で野生大麻の除去作業を実施した。明治期に国策として栽培が奨励されていた北海道では栽培が規制された後も自生する大麻が絶えず、6〜9月を撲滅運動期間と定め、各地で抜き取り作業が行われ、焼却処分されている。

 釣りに来ていた男性(69)が発見し、30日に北見保健所(北見市)に通報。河川敷を管理する開発局北見河川事務所の職員が40、50センチほどの高さに成長した大麻草約300本を抜き取った。同事務所の関原哲郎河川管理指導官は「春先に暖かかったので成長が早まっている可能性がある。パトロールを強化したい」と話していた。