北海道・知床沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故を巡り、斜里町のウトロ港を拠点とする4社でつくる「知床小型観光船協議会」が2日までに、カズワンが事故当日に運航したのと同じ知床岬付近まで往復するコースを再開した。1日からで、再開は事故後初めて。協議会が取材に明らかにした。

 観光船は4月30日に今シーズンの運航を始めたが、途中で折り返すコースに限定していた。観光船の営業は10月25日までの予定。知床岬コースは天候が安定しやすい6〜9月とし、波が高いなどの場合は中止する。

 協議会は、運航判断を複数で協議し、判断が分かれた場合は欠航するなどの自主ルールを制定した。