木製パレットの内部に覚醒剤約18キロを隠して密輸したとして、大阪府警は7日までに覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで台湾籍と中国籍の男2人を逮捕した。府警によると、同様の手口の密輸が相次いでおり、府警は1月以降に計約104キロ(末端価格約64億5332万円)を押収。2人が密売組織のメンバーとみて関連を捜査している。

 逮捕したのは、台湾籍のアルバイト(40)=住所不定=と、中国籍の専門学校生(31)=埼玉県入間市。

 パレット計2枚が米国から関西空港に輸入され、縦、横ともに1〜1.2メートルの大きさだった。小分けにした覚醒剤が空洞部に詰められていたのを大阪税関職員が発見した。