鹿児島県姶良市の私立認可保育園「興教寺保育園」ですりおろしたリンゴを食べた生後7カ月の女児が死亡した問題で、女児の気道より大きい食べ物が詰まっていたことが7日、関係者への取材で分かった。県警は保育園側に過失の可能性があったとみて、対応に問題がなかったか捜査している。

 関係者によると、気道に詰まっていた食べ物は直径7〜8ミリ程度だった。一般的な生後7カ月の乳児の気道は直径6〜7ミリ前後。司法解剖で女児の死因は多臓器不全と判明しており、誤嚥による窒息が原因となった可能性が高い。女児が詰まらせた後、医師が取り除いていた。食べ物がリンゴだったかどうかは不明。