神奈川県真鶴町の松本一彦町長らが選挙人名簿を町長選で不正利用し、町が公選法違反などの疑いで刑事告発した問題で、松本氏のリコール(解職請求)に向けた署名活動をする政治団体は8日、解職の賛否を問う住民投票に必要な署名数が集まったと発表した。署名の有効性の確認後、住民投票が実施される公算が大きくなった。

 団体によると、住民投票には有権者数の3分の1(2073人)以上の署名が必要。署名期間は10日までだが、7日時点で2135人分を確認したという。町選挙管理委員会が有効と認めれば住民投票が可能になり、過半数の賛成で松本氏は失職する。