衆院東京15区補欠選挙を巡り、公選法違反(自由妨害)容疑で政治団体「つばさの党」の代表ら3人が逮捕された事件で、つばさの党が複数陣営に少なくとも15回にわたって選挙活動を妨害した疑いがあることが18日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査2課は複数陣営から被害届を受理しており、逮捕容疑の妨害行為以外も立件を視野に捜査している。

 捜査関係者によると、捜査2課は、大音量で主張を訴えて演説を聞きにくくするなどの行為を5回以上、選挙カーを追尾して交通の便を妨げた行為を10回以上確認。これらが同法違反(自由妨害)に当たるとみている。