千葉県は21日、飲酒運転で単独物損事故を起こしたとして、柏児童相談所の児童福祉司香取和也職員(39)を懲戒免職処分にした。香取職員に頼まれ身代わりになったとして、県立病院勤務の看護師の妻(38)を停職1カ月の懲戒処分とした。

 県によると香取職員は1月12日、千葉県柏市で同僚と酒を飲んだ。1人で同県香取市の自宅へ車を運転して帰る途中、翌13日午前0時ごろガードレールに衝突。妻を現場に呼び飲酒運転を隠すため身代わりになってもらったが、警察官がドライブレコーダーなどを調べ不正が分かった。

 香取職員は酒酔い運転と犯人隠避教唆の疑いで、妻は犯人隠避容疑などで、いずれも4月に書類送検された。